今回はノルアドレナリン遊離を調整する薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。
薬学部では勉強量が多く時間が足りないと感じることが多いでしょう。ゴロはキーワードに強引に意味を与えるので、ハマれば暗記も早いし忘れにくい。だから、勉強時間の短縮に役立つ!!しかし、1つ1つスマホで調べていたら大幅なタイムロスです。そこで、ブログの薬理ゴロを収集して紙ベース(フルカラー)にしました。より効率的に勉強して、別分野の勉強時間や趣味の時間をつくりましょう。Time is money! お金で時間を買ってください。しかも当ブログなら購入前にゴロを確認でき、自分に合っているか否かを試せます。多くのゴロでビビッとフィーリングが合えば、紙ベースをオススメします。
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●あいつ激しいイグアナにめっちゃ苦労にじんで、乗ることで抑える。
「あいつ激しい」α2受容体を刺激
「(イ)グアナ」グアナベンズ(商:ワイテンス)
「めっちゃ」メチルドパ(商:アルドメット)
「苦労にじんで」クロニジン(商:カタプレス)
「乗ることで抑える」ノルアドレナリンの遊離を抑制
α2刺激薬は、高血圧などの適応がある。
練習問題(参考:第109回薬剤師国家試験 問160)
次の文章の正誤を答えよ。
・メチルドパは、延髄の血管運動中枢及び交感神経終末のアドレナリンα2受容体を遮断することで、交感神経活動を抑制する。
【解答と解説】誤
・メチルドパは、延髄の血管運動中枢及び交感神経終末のアドレナリンα2受容体を遮断刺激することで、交感神経活動を抑制する。
α2受容体遮断薬 ※ゴロなし
→α2受容体を遮断することでノルアドレナリンの遊離を促進する。
ミアンセリン(商:テトラミド)→四環系抗うつ薬
セチプチリン(商:テシプール)→四環系抗うつ薬
【備考】
α2受容体刺激薬のメチルドパに関連しれ、「~ドパ」をまとめました。
<メチルドパ>降圧薬
説明は上記の通り
<L-ドパ>パーキンソン病治療薬
ドパミンの前駆物質。中枢でドパミンとなって作用する。
<カルビドパ>パーキンソン病治療薬
L-ドパが末梢でドパミンに変換されるのを抑制し、L-ドパの中枢移行率を高める。
<ドロキシドパ>パーキンソン病治療薬
脳内で、ノルアドレナリンに変換される。